サインガイドを量産してみた

眼が見えにくくても、患者さんが眼科を利用しやすくする取り組みはさまざま行われています。大掛かりなものから小さなことまであると思います。

以前にもご紹介したサインガイドを再度紹介します。今回のものは、名前を記載するときに用いると便利なサイズです。黒い厚紙が大量に余っていたので、少しだけ手作りしました。免許証と同じ大きさです。

日常生活用具を販売するお店で販売もされています。1枚100円もしないと思います。しかし、送料がとても高い。

厚紙を買って来て、自分の好みの大きさで作るのが安上がりです。でも、眼の見えにくい状況で作るのも大変です。ご家族や友人が作って下さると良いのですけど。シンプルなものですが欲しいという患者さんは多いと思います。そこで、いろいろな反応も見たいので、配って使っていただいて感想を伺ってみようと思っています。手作りなので、細かいところはご勘弁いただきたい。写真で見るとわかりますが、厚紙を切る方向を間違えて、反り返ってしまいました。次回は注意します。

こういうのが眼科で同意書に署名する時、さりげなく出て来たら「やるな!」と思いませんかね?先生方や看護師さんもポケットに1枚いかがでしょうか?同意書に自筆で署名を求められるけど、どこへ書いたら良いのか見当がつけられないという患者さんは多くいらっしゃいます。サインガイドを当てて、場所を明確にするだけでも署名しやすくなります。

日常生活の工夫をさりげなく目の前に出されたら、もしかすると患者さんも自分でもやってみようとか、こうすればいいんだ、となるかもしれません。