人差し指だけでタッチタイプ

一般に、タッチタイプといえば、それぞれの手の人差し指をキーボードのFとJに置いて、その隣にあるキーに順に指をのせた状態を基本として覚えますよね?でも、それじゃあキーを押しにくいという人もいるんです。手が大きくて、指も太くて、どうしてもすべての指をうまくキーにのせることができないし、キーを一度に2つ押してしまうといわれたもので、試しにやってみようということでやってみたのが人差し指だけのタッチタイプ。うまくいくのかなぁと思ってやってみたら、ご本人の努力の結果、見事に人差し指だけでタッチタイプをマスターできました。

左の写真は、ご本人が使用しているノートパソコンのキーボードの様子です。重要なキーを判別しやすくするため、また他のキーがどんなキーであるのかを判断する基準とするため、キーボードには立体シールをいくつか貼付けてあります。人差し指だけでタッチタイプするために特別に貼付けたシールが、LとSにあります。ホームポジションのFとJに加えて、アルファベットの配列を確認するために貼付けました。FとJだけの印では、他のアルファベットのキーに指を運ぼうとする時、距離が遠すぎるんですよね。だから、S, F, J, Lと基準を4つ設けてアルファベットを判断できるようにしたんです。あとは各キーを基準にしてその周辺にあるキー配列を覚えるだけです。無理にホームポジションでなくてもうまくキーを打てるものです。

驚いたのがご本人の工夫です。印を付けたキーを基準に、その周辺のキーを語呂合わせで覚えていました。キー配列を覚える作業はつまらないですが、楽しみながら覚えるというのはご本人の努力の成果ですね。

キーボードの入力方法に、これまでのホームポジションからのフルキー入力、6点入力に加えて、今回人差し指だけの入力が加わりました。キー入力の苦手な人には一度試してみると良いかもしれません。